≪ 2007 10   - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 -  2007 12 ≫
*admin*entry*file*plugin
2007年11月の記事一覧

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


本の紹介 「黄門さまと犬公方」 

水戸に行ったからというわけではないんですが、「黄門さまと犬公方」という本を読みました。
著者の山室恭子さんという方は、現在東工大の教授をやっておられます。とても独創的な発想をされる先生で、最初に書かれた「中性の中で生まれた近世」では、古文書のスタイルや特徴の分類から戦国武将の支配体制の変遷を探ったもので、サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞を受賞されています。
ほかには「黄金太閤」という本で、豊臣秀吉の派手な政策の意義を明らかにしています。

「黄門さまと犬公方」もとてもユニークな内容なんですが、もともと東大史料編纂所にいらっしゃった方なので、資料の読み込みは半端じゃありません。発想を支える資料分析の堅牢さが高い評価を受けています。
私も1年間だけ、講義を受けたことがあります。とても面白くて、飽きない講義でした。1年の講義が終了した後、お茶を飲みがてらお話をうかがうことができました。一応レポートを提出したのですが、それについて懇切な指導を頂き、著書にサインまでしていただきました。
レポートについて、テーマや視点を面白いと評価していただきましたが、「結論がありきたりになってしまいましたね」といわれたのがとても思い出に残っています。独創性の大事さを今も忘れないようにしています。

さて、「黄門さまと犬公方」ですが、史料の徹底的な分析から、水戸光圀と徳川綱吉の実像に迫る内容。一般的に流布しているイメージにとらわれないところが、この先生らしいところ。
光圀に関しては、兄を差し置いて家を継いだ苦悩を、綱吉は生類憐みの令にかける思いを見事に描き出しています。
とても読みやすいので、ぜひ!


スポンサーサイト
chinafree
(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)

japantourist

Author:japantourist
3児の父、リターンライダー。歴史マニアにして、レガシィB4を乗り回し、天文書を片手に星空を眺める。
横浜FCを追いかけ、サッカーボールを蹴っ飛ばす。
ホントは何が好きなんでしょうか・・・

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。