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欧州車 ダウンサイジングの流れ 

 欧州車のニューモデルが幾つか発表されましたが、ここ数年のダウンサイジングの流れが本格化しているようですね。
 私も自動車雑誌を買わなくなっているので、情報が余り入らないのですが、ちょっとHPなどを覗いてみるとその辺が見えてきます。

メルセデス・ベンツCクラス
 Cクラスのクーペがデビューしましたが、基幹車種になると思われるC250が搭載しているのが1.8リッター直噴ターボ。
 本来250というネーミングなら2.5リッターのエンジンを搭載していたものですが、1.8とはずいぶん小粒。しかしこれが欧州のトレンドなのです。
 ターボは直噴エンジンと相性が良く、この組み合わせはダウンサイジング・高効率化の基本的なスタイル。エンジンを小さくすることでフリクションを抑え、根本的な燃費も向上。それに応じて下がるパワーはターボチャージャーによってエネルギー回収を行いつつ高出力化します。C250は204ps/31.6kg-mですから十分なパワーです。ターボでパワーを搾り出すとかつては燃費が相当悪化しましたが、直噴エンジンはそのような弊害がなく、燃費が向上します。街乗りでリッター10キロ近く行くそうです。こいつはエコカー減税がきくんですよ。

BMW 328i
 BMWも328といえば2.8リッターでしたが、これもターボ化で実際は2リッター。ツインターボにバルブトロニック・ダブルVANOSをセットし、アイドリングストップ機構まで投入。10・15モード燃費が15.6キロ/リットルというんだから大したもの。

アウディA4
 ついでに紹介。これも基幹車種であるA4には2リッターのターボエンジンを導入しています。アウディは早くから基幹車種の排気量を押さえ気味でした。クーペのTTなんかも1.8で始まりましたからね。
 これがA3だと1.4と1.8が加わります(ともにターボ)。

VWゴルフ
 ダウンサイジングの先鞭をつけたVWですが、ボトムのトレンドラインに搭載しているのが1.2の直噴ターボです。しかもSOHC2バルブでさらなるフリクションの軽減を図っています。
 コンフォートライン・ハイラインでようやく1.4リッターです。GTIやRはハイパワーバージョンですが、それでも2リッター。
 ちなみに高級クーペであるシロッコですから、基本は1.4で、Rでようやく2.0です。

 こうしてみると、高級車として高い質感のボディを持ちつつも、エンジンは2リッター以下に抑えるのがトレンドと言えそうです。
 もちろん、VW以外の3社は更に上の高級車がありますから、そっちではでかいエンジンを容赦なく積んでいます。でも基幹車種はもうそこまでしない。
 ターボ化によって高効率化とハイパワーを両立できるので、もう排気量拡大の方向にはいかないのでしょう。

 これは素晴らしい見識だと思います。高級車なら大きいエンジンを積みたいもの。例えばBMWならシルキー6と言われた直6エンジンを2リッターから用意していました。これを4気筒に抑えるわけですから、勇気ある決断ですよ。

 もうひとつのキーワードは、ミッションの多段化です。ここで紹介したクルマの多くは7速。トルコンATでも多段化で効率よくパワーを引き出します。アウディは一部にCVTを使っているようですが、伝達効率の悪いCVTは欧州では不人気。
 VWは1.2リッターにも7速DSGを組み合わせる贅沢さ。メカ的なロスが少なく、重さも抑えつつ伝達効率は高いのですからね。

 さぁ、ハイブリッドばかりが能じゃないですぜ。
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japantourist

Author:japantourist
3児の父、リターンライダー。歴史マニアにして、レガシィB4を乗り回し、天文書を片手に星空を眺める。
横浜FCを追いかけ、サッカーボールを蹴っ飛ばす。
ホントは何が好きなんでしょうか・・・