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これは由々しき問題 漢字は大事 

「習ってない漢字使うな」指導で自分の名前を書けない子供も
2012.03.01 16:00 NEWSポストセブン

<最近、自分の名前であっても学校で習ってない漢字を使ってはならないと先生が指導するという。おかしい。だって名前の漢字はすべて学校で習うとは限らない。ならばいつまでも自分の名前は漢字で書けない。名前は親が指導し、学校では友達の名前を読めるように指導すべきと思う>

 立命館小学校副校長で大阪府教育委員も務める陰山英男さんがツイッターに書き込んだつぶやきが、大きな議論に発展している。あまりの反響の大きさに、陰山さん自身驚いているようだ。

「ツイッターでは、大阪府の教育基本条例の問題なども取り上げているのですが、漢字と名前の問題の反響はそれよりはるかに大きいものでした。あまりにも多数の声が次々に届くので、何かの間違いではないかと思ったくらいです」

 反響の理由を、陰山さんはこう分析した。

「保護者の声で最も多かったのは、書ける漢字を書かせないという“ブレーキをかけること”への反発でした。この問題に保護者がここまで熱くなっている背景には、学校への不信があります。これまで教師がよかれと思って指導してきたことが、保護者目線で見るとズレていることがあるんです」

「漢字と名前」問題が浮き彫りにした、いまの学校教育の問題とは──

 例えば「陰山英男」さんが新入生として小学校に入学したとしよう。最初は漢字を習っていないので、すべて平仮名で「かげやまひでお」。1年生のうちに「山」と「男」を習うので「かげ山ひで男」と書くよう指導される。4年生になると「英」の字を習い「かげ山英男」と書くが、「陰」の字は小学校卒業まで書かないことになる。これが名前の「交ぜ書き」だ。

 ツイッターで指摘しているとおり、子供が漢字で自分の名前を書けるにもかかわらず、「平仮名に直せ」と指導されるケースが少なくないことがわかった。つまり、子供は「陰山英男」と書けるにもかかわらず、「かげ山」と書きなさいと教えられていたのだ。東京都在住のAさん(44才・主婦)がいう。

「子供には“小学校に上がる前に漢字で名前が書けるように”と漢字を覚えさせ、子供も名前を漢字で書けるようになったことで自信がついたのか、学校に行くのを楽しみにしていました。ところがある日、『習ってない漢字は平仮名で書かなきゃダメなんだって』とションボリして帰ってきたんです。思わず“ダメってどういうこと? 自分の名前なのになんで漢字で書いちゃいけないの?”と声を荒らげてしまいました」

 さらに、学校や教師によって漢字がOKだったりNGだったりすることで、ますます混乱してしまう子供や保護者もいる。

「うちの名字は『清水』で、息子は全部漢字で書けます。でも2年生で習っているのは『水』の字だけなので、それに従うと『し水』と書かなければいけないことになる。担任の先生は息子が名前を漢字で書いても『平仮名に直しなさい』とはいわないそうですが、書写の先生には『平仮名に直しなさい』といわれてかなり戸惑っていました。

 最近では先生の顔色を見ながら『清水』『し水』を書き分けているようですが、どうして子供がそんな気を使わなくちゃいけないのか。せめて学校内で統一してほしい」(39才・主婦・東京都)


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 確かに漢字というのは難しいのですが、日本語はそのままでは非常に表現力の乏しい言語で、漢字や漢語の力を借りなくては満足に意を通じることができません。
 漢字・漢語とひらがなをうまく混ぜ合わせることで、「美しい日本語」を生み出しているのです。

 特に抽象的表現では漢字・漢語に頼ることがおおくなります。くわしくは昨年のエントリを(こちら)。

 戦後すぐに文部省(当時)の指導により、「当用漢字」なるものが登場し、日常的に使ってきた漢字を公的に使えない、という事態が起きました。
 拉致なら「ら致」、巡邏を「巡ら」、断乎を「断固」など、漢語なのにひらがな混じりだったり別の漢字になっちゃったり。一種の愚民化政策ですね。

 しかし、漢字というのは訓練でどうにでもなるもので、少なくともたくさん触れることで読むだけならすぐにレベルアップします。
 私は小学校4年生で岩波少年文庫の「三国志」をにはまり、繰り返し読みました。おかげで、「劉」とか「魏」とか平気で読めるようになりました。三国志の登場人物の字は多様なので、随分多くの字を覚えましたね。

 それから司馬遼太郎。小学生時代に「項羽と劉邦」「坂の上の雲」「箱根の坂」などは熟読しましたので、これも漢字・語彙を増やすのに役立ちました。やはり小学生時代は知識の吸収能力が高く、今の私からは想像もできませんが、なんでもどんどん覚えていったものです。

 だから、昔は「素読」をさせていたのですよ。理解はあとからでいいから、たくさん読む(覚える)ことで漢字や語彙を増やしていくわけです。

 ところが、このケースは子供の吸収能力をセーブさせちゃう、というのが問題。闇雲に教え込んでも行けませんが、子供が努力して書けるようになった字は、どんどん使わせるべきです。そうしないと、勉強というものに対して、努力しなくていい、という変な割切りを持ってしまいますよ。
 「使わせない」というのは愚の骨頂!

 しかしこうなると、うちの子供達は大変だ。むすめは「○○子」のうち、「子」以外は多分小学校では習わないんじゃないかな? そんな難しい字じゃないけど。
 息子にいたっては、「鑑」という字を使っています。…いつ習うんだ。これ? 画数の多さから言って、低学年のうちは絶対書けるようにはならないな。でも練習させますよ!

 学校で「使うな」と言われたら…やっぱり抗議するな~。
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Author:japantourist
3児の父、リターンライダー。歴史マニアにして、レガシィB4を乗り回し、天文書を片手に星空を眺める。
横浜FCを追いかけ、サッカーボールを蹴っ飛ばす。
ホントは何が好きなんでしょうか・・・