2013冬 宮城ツアー③
admin≫
2013/03/01 21:13:44
2013/03/01 21:13:44
大川小学校でつらい気持ちになりましたが、私たちは今生きている。前を向いて生きていかねばなりません。がんばるべ!
その日は松島まで戻って「ホテル大観荘」に宿泊です。高台にあるので、絶景…は夜なので見えません。ご飯食べてお風呂入ってオシマイです。
翌朝、朝風呂を引っ掛けるために6時前に起きだすと、朝焼けの絶景が広がっていました。日本三景の一つですが、ここだけはゆっくり見たことがありませんでした。昨夏もスルーしてしまっていたので、これで三景制覇、という気分です。


温泉ではありませんが、ゆったりできるいい宿でした。8時の出発時、気温は-1℃。クルマの中に入れっぱなしだったコーラがよく冷えていました。キンキンのところをいただこうとプシュッ! するとみるみるうちにシャーベットが浮き上がってきました。どうやら、過冷却現象のようですね。冷蔵庫よりも美味しく冷えてましたよ。
この日はまず松島観光。
といっても…。


お店が全然開いてない…ことではなく、お店ばっかり! 風情がないな~。日本の観光地の猥雑さが凝縮されてますよね。日本はいいところもたくさんありますし、そこへ行くのも好きなんですが、こういう有名観光地の雰囲気だけは好きになれない。
無秩序すぎるんですよ。それぞれが胴欲なほどに個を主張しすぎていて、そこに立つだけで辟易して疲れてしまいます。
オランダに行ったとき、アイントホーフェンという町を訪れました。電機メーカーフィリップスの本社があり、かつエールディビジの雄PSVが本拠を構えるところです。取り立てて観光の目玉があるわけでもないのですが(私たち夫婦もサッカーを見に行っただけ)、清潔で秩序だった町並みを歩くのは非常に快適でした。そういう雰囲気が味わえる街が殆ど無いのが悲しい。

それでも、五大堂のある島に足を運べば、多少は浮世の喧騒から離れられます。五大堂は松島湾に望む仏堂で瑞巌寺の管理になります。瑞巌寺も行ってみたかったのですが、本堂改修中ということでパス。
五大堂は1609年に伊達政宗の建立によるものが現存しています。仙台市内は空襲を受けているため、政宗の廟所である瑞鳳殿も再建ですが、松島は仙台から遠かったために難を逃れたのでしょう。
五大堂は桃山建築ですから、建築時には荘厳な極彩色だったかもしれませんが、今はまるで朽ちたかのようになっています。海に面していますから、400年以上ずっと潮風にさらされていたわけで、(おそらく)塗装も剥落しきっています。もの寂びた雰囲気がかえって木組みの美しさや構造の華麗さを際立たせています。

特に深い軒は素晴らしいですよ。二段で組まれた垂木の構造美は豪壮でありながら繊細さも併せ持つ桃山建築ならでは。眼福です。

ただ寒さは参ります。海鳥たちも見を竦めていますね。
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その日は松島まで戻って「ホテル大観荘」に宿泊です。高台にあるので、絶景…は夜なので見えません。ご飯食べてお風呂入ってオシマイです。
翌朝、朝風呂を引っ掛けるために6時前に起きだすと、朝焼けの絶景が広がっていました。日本三景の一つですが、ここだけはゆっくり見たことがありませんでした。昨夏もスルーしてしまっていたので、これで三景制覇、という気分です。


温泉ではありませんが、ゆったりできるいい宿でした。8時の出発時、気温は-1℃。クルマの中に入れっぱなしだったコーラがよく冷えていました。キンキンのところをいただこうとプシュッ! するとみるみるうちにシャーベットが浮き上がってきました。どうやら、過冷却現象のようですね。冷蔵庫よりも美味しく冷えてましたよ。
この日はまず松島観光。
といっても…。


お店が全然開いてない…ことではなく、お店ばっかり! 風情がないな~。日本の観光地の猥雑さが凝縮されてますよね。日本はいいところもたくさんありますし、そこへ行くのも好きなんですが、こういう有名観光地の雰囲気だけは好きになれない。
無秩序すぎるんですよ。それぞれが胴欲なほどに個を主張しすぎていて、そこに立つだけで辟易して疲れてしまいます。
オランダに行ったとき、アイントホーフェンという町を訪れました。電機メーカーフィリップスの本社があり、かつエールディビジの雄PSVが本拠を構えるところです。取り立てて観光の目玉があるわけでもないのですが(私たち夫婦もサッカーを見に行っただけ)、清潔で秩序だった町並みを歩くのは非常に快適でした。そういう雰囲気が味わえる街が殆ど無いのが悲しい。

それでも、五大堂のある島に足を運べば、多少は浮世の喧騒から離れられます。五大堂は松島湾に望む仏堂で瑞巌寺の管理になります。瑞巌寺も行ってみたかったのですが、本堂改修中ということでパス。
五大堂は1609年に伊達政宗の建立によるものが現存しています。仙台市内は空襲を受けているため、政宗の廟所である瑞鳳殿も再建ですが、松島は仙台から遠かったために難を逃れたのでしょう。
五大堂は桃山建築ですから、建築時には荘厳な極彩色だったかもしれませんが、今はまるで朽ちたかのようになっています。海に面していますから、400年以上ずっと潮風にさらされていたわけで、(おそらく)塗装も剥落しきっています。もの寂びた雰囲気がかえって木組みの美しさや構造の華麗さを際立たせています。

特に深い軒は素晴らしいですよ。二段で組まれた垂木の構造美は豪壮でありながら繊細さも併せ持つ桃山建築ならでは。眼福です。

ただ寒さは参ります。海鳥たちも見を竦めていますね。
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