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ついに解体決定 

気仙沼の打ち上げ船 解体へ契約 所有会社、北海道のNPOと
6月23日(日)6時10分 河北新報

 東日本大震災の津波に流され、宮城県気仙沼市鹿折地区に打ち上げられた大型漁船「第18共徳丸」(330トン)をめぐり、船を所有する「儀助漁業」(福島県いわき市)が船の解体作業をNPO法人「シップリサイクル室蘭」(北海道室蘭市)に請け負わせることで合意していたことが22日、分かった。
 儀助漁業と同法人との作業請負契約は21日付で結ばれた。同法人は廃船の再生利用事業に取り組んでおり、共徳丸に関しても船体をリサイクルに回すことで環境に優しい解体作業を進める。
 今後は同法人が主体となって関係行政機関などと調整し、解体作業を本格化させる。作業の着手時期は未定だが「実際に作業が始まれば1、2カ月で撤去が完了する」(儀助漁業)という。
 共徳丸をめぐっては、市が震災遺構としての保存を目指していたが、儀助漁業は船の保存に反対する地元住民が多いことなどを理由に解体方針を決め、無償の貸借契約が切れる3月末に市に解体の意向を伝えていた。
 儀助漁業の柳内克之社長は「一日も早く船を撤去することで被災者の心理的な負担を取り除き、被災地の街づくりの支障にならないようにしたい」と話している。


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被災地の今2012 その1⑥

 昨夏に気仙沼に立ち寄った時の写真です。

 津波の激しさをこれほど雄弁に物語るものはないでしょう。
 鳥肌が立つような思いにとらわれたことを思い出します。

 もともと鉄骨をつっかい棒にしており、このままでは危険だということは言われていましたが、震災の記憶を忘れないために、ということで保存する案があったようです。
 こういうのって行政は残したがるんだけど(「奇跡の一本松」とかね)、果たして残すことが本当にいいのか。

 私のように関東から行った人間がこれを見れば、確かに津波の恐ろしさを十分に知ることができ、そしてまた多くの人に伝えていくでしょう。その意味では行政の考えもわからなくもない。「風化」を恐れる人も多いでしょう。

 しかし、私は思うのです。「風化」って本当にいけないことですか?

 震災に怯えつつも、これからも気仙沼に生き続ける人がたくさんいるのです。もしこの船が保存されてしまえば、その方たちはあの忌まわしき記憶を、見るたびに思い出さなくてはなりません。
 家族や友人を失った悲しみ。住む場所を失ったつらさ、愛する故郷の無残な姿を見せ続けることは、「復興」とはいえないのではないでしょうか?

 風化させてはならないのは、立法や行政でのこと。これから数十年にわたって、復興のための実務を風化させずに、実直に積み重ねていかねばなりません。

 しかし、そこに生きる人には温かい故郷が必要なのです。どうあっても震災の記憶など、忘れることはありません。胸の深いところに収めて、刻みつけられています。この船がなくなっても忘れることなんかないですよ。

 だから、今は震災を忘れたようにして、復興の槌音を響かせましょうよ。
 
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japantourist

Author:japantourist
3児の父、リターンライダー。歴史マニアにして、レガシィB4を乗り回し、天文書を片手に星空を眺める。
横浜FCを追いかけ、サッカーボールを蹴っ飛ばす。
ホントは何が好きなんでしょうか・・・

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