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2013 東京モーターショー 環境編 

 モーターショーは、先進技術の祭典でもあります。その目線で見るとまた色々な楽しみがあるのですが、各社がなんだかんだで力を入れているのが環境技術。
 これを見ると、様々な思惑や迷走まで含めて楽しめます。ぜひどうぞ。

2013 東京モーターショー環境1
 いきなり何だという感じですが、これはダイハツのブースで見かけた説明。燃料電池の新技術についてのものです。
 自動車の燃料電池については、私は水素の貯蔵、触媒の材質などの問題でやや否定的な味方をしていますが、ダイハツの提唱する燃料電池は面白そうです。
 水素の保存方法として、圧縮水素ではなく、「水加ヒドラジン」を用いるというものです。ヒドラジンはHNNHという化学式で分かる通り、水素と窒素の化合物。水加ヒドラジンになると、N・HOですね。常温で液体なので水素に可搬性を持たせるにはいいですね。インフラの整備を考えても、既存のガソリンスタンドが小改造で使えそうです。毒性があるのが問題ですが。
 電気を発生させるときの反応性も高いそうです。さらに燃料電池本体にアルカリ性の電解質膜を使用し、従来のように耐食性の高いプラチナを使用する必要がなく、コストも削減できます。
 すでに2007年にはプレスリリースされた技術でしたが、寡聞にして知りませんでした。ちょっと注目したいと思います。
 
2013 東京モーターショー環境2
2013 東京モーターショー環境3
 毎回見かける水素スタンドです。こちらはこちらで政府が参画していますから、このまま水素で行くんでしょうね。聞いてみると、圧縮・貯蔵などにかかるエネルギーコストはさほど大きくないとのことでした。
 ただ、細かく計算はしていないようなので、気になります。

 水素供給式の燃料電池の場合、水素が貯蔵・輸送の難しい期待であることがネックになります。
 まず、炭化水素から水素を分離させれば二酸化炭素が発生します。大量の貯蔵であれば液体水素にしますが、冷却に電力が必要です。
 気体の場合は圧縮にエネルギーが必要ですし、水素分子は非常に小さいのでタンクも特殊なコーティングをしなければなりません。
 このようにトータルで来た時の環境負荷がどの程度なのかを計算していないというのは、ずいぶん怠慢だなと思いますが…。

2013 東京モーターショー環境4
 こちらは随分前に発表されたホンダの燃料電池自動車、FCXクラリティです。圧縮水素方式で後続居hリハ600キロ以上だそうですが、トランクにある水素タンクは結構大きく、積載性は犠牲にしていますね。

2013 東京モーターショー環境5
2013 東京モーターショー環境6
 これは太陽電池による家庭用水素発生装置です。太陽光から得られた電力で水を電気分解し、水素を取り出します。それを家庭用に供給するもよし、自動車に供給するもよし。
 でも現在一般家庭で使用されている太陽光発電パネルの容量ではまだ大した量ができないそうなので、やはりまだまだだな、と。

2013 東京モーターショー環境7
 三菱のiミーブの電源です。ちょっと大げさですね。iミーブは日産のリーフとうまく棲み分けているようですが、いかんせん航続距離が…。

 ま、こんなところです。次に期待はダイハツの水加ヒドラジン燃料電池ですね。
 しかし、仮にダイハツ方式がうまく行ったとしても、今まで巨額の研究費をつぎ込んできた水素圧縮方式を簡単に転換できないでしょうし、ダイハツ1社では技術も発展性がありません。巨大プロジェクトである燃料電池研究の中心をどちらに置くか。難しいですね。
 個人的にはプラチナを必要としないダイハツ方式がいいとおもうんですがね。

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Author:japantourist
3児の父、リターンライダー。歴史マニアにして、レガシィB4を乗り回し、天文書を片手に星空を眺める。
横浜FCを追いかけ、サッカーボールを蹴っ飛ばす。
ホントは何が好きなんでしょうか・・・

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