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2015 静岡社会科見学ツアー 

 これまた毎年恒例になっている、社会科見学ツアーです。今年は静岡県でした。

 バスで最初に向かったのは、旧東海道由比宿。由比といえば薩埵峠の麓の宿場。山が海に迫る狭小な土地で、広重の絵でも有名ですね。宿場町の雰囲気がわずかですが残っています。
 数年前にやはり静岡に社会科見学ツアーに行った時もこちらによりましたが、あらためて。

2015 静岡社会科見学ツアー 1
 正雪紺屋というのがありまして、由比正雪の生家と言われます。
 由比正雪は江戸時代を代表するピカレスクロマン(?)の主人公ですが、最近は殆ど無名ですね。なにせいまどきの若い人は忠臣蔵も知らなかったりしますから、由比正雪知ってる人なんて絶滅危惧種でしょうな。簡単に言うと、軍学者の由比正雪は将軍家光が病没した時に、その混乱のすきを突いて挙兵し、幕府転覆を図ったといいます。露見して捕吏に追い詰められて自刃しますが、浪人の増加による社会不安が顕在化した事件であり、そののち武断政治にブレーキが掛かっていきます。
 こちらのお店はおみやげ屋さんです。

2015 静岡社会科見学ツアー 2
 脇本陣跡。近代の郵便局の建物があり、面白いコラボです。

 次は牧之原に向かいます。牧之原といえばお茶。明治維新後、徳川宗家は静岡に70万石の封地が与えられ、徳川家達が静岡藩を立藩します。家達以下旧幕臣が挙って移住したため藩士の生活が苦しく、窮乏しました。そこで未開地への入植が奨励され、牧之原台地への進出が始まったのです。
 元々牧之原は水が得にくい台地が広がっていて、水田耕作には不向きで、麓の村々の入会山の扱いでした。しかし高燥な土地を生かして茶の栽培に挑戦、成功します。現在が全国一の生産量を誇るようになりました。

2015 静岡社会科見学ツアー 3
 ここではグリンピア牧之原に伺いました。喜作園が運営する施設で、お茶摘み体験や工場見学ができます。

2015 静岡社会科見学ツアー 4
 それにしても茶畑ってきれいですよね。いつも新幹線から眺めていますが、なかなかじっくり見るチャンスはないものです。お茶の木は放っておくと大木になって何百年も育つそうですが、農産物としては長く育てず、数年で植え替えるそうです。
 秋に大胆に枝をカットして、春に摘むのが一番茶。だいたい三番茶ぐらいまで摘むそうですが、後の方ほど風味が落ちるので、そういうのがペットボトルようになるそうです。
 茶畑といえば無数に立っているファン。防霜ファンといいます。早春の頃冷たい空気が低いところに溜まって霜が降りるのを防ぐために、空気を撹拌するために使います。つまりこれだけ目立つ割に、お仕事をする期間は短いわけですね。

2015 静岡社会科見学ツアー 5 
2015 静岡社会科見学ツアー 6
 手摘みの場合は一芯二葉といって、若い芽を選ぶのですが、名人でも非常に時間がかかるそうです。

 2015 静岡社会科見学ツアー 7

 ちょっと見にくいですが、杭の上においてあるのはなんだか分かりますか? これは茶の実です。お茶も植物である以上、花が咲き、実がなります。この三角になる実が茶畑の地図記号になったんです。

2015 静岡社会科見学ツアー 8
 これが茶摘みの機械。両側に一人ずつついて使用します。これで畝の半分を刈り取ります。左側を持つ人は高さを固定し、畝の中央へ。右側を持つ人が畝の外側にいて、高さを調整しながら動きます。袋にだいたい20キロほど集めるそうです。
 エンジンが付いているのは左側ですが、実際には右側を持つほうが袋の重さがかかってきて大変なんだとか。

 次は社会科見学っぽくないですが、大井川鐵道へ。旧川根町の家山駅に向かいます。なかなかいい感じの駅ですな。ここでSLに乗るわけですが、ちょっと時間があるので散歩。
2015 静岡社会科見学ツアー 10 

 駅の近くに小高い山があって、天王山公園とあります。展望台があったので、登ってみました。古墳や土器が出土した山だそうです。中央の通りの突き当りが家山駅。その向こうには大井川が見えています。こじんまりしていい町ですね。
2015 静岡社会科見学ツアー 13

2015 静岡社会科見学ツアー 12 

 さて、駅に戻ると、ちょうどSLが。
2015 静岡社会科見学ツアー 9
 って、トーマスかいっ! C11型をガッツリ改造、トーマスなりきりですね。子供に人気で、なかなか予約取れないらしいですね。でもこれなら乗るより見るほうが…。

2015 静岡社会科見学ツアー 11
 大井川鐵道といえばSLかアプトみたいになってるけど、引退して留置されてる元京阪の3000系もいい感じだぞ。「テレビカー」って誇らしげに描いてあってね。京阪のハトマークが可愛い。動いてる時に乗れなかったのが残念。

2015 静岡社会科見学ツアー 14 
 さぁ、我々がのるSLが入線してきました。C10型です。現存する唯一のC10型なんですぜ。

2015 静岡社会科見学ツアー 15 
 終点の新金谷駅まで大井川の景色を楽しみながらゆっくり進みます。一応「急行」なんですけどね。沿道に人が必ず手を振ってくれるのが楽しいですね。
 新金谷駅には転車台が新設されています。客車を切り離したC10が転車台でゆっくり回転。これをゆっくり見られるのは嬉しいですね。

 1日目はここまで。掛川市内で宿泊です。偶然にも昨年行った高天神城の近くで、遠くに城址が望めました。ちなみに次の日はこれも去年行った横須賀城のすぐ傍を通りました。
 荷物を置いてから、海まで散歩。途中、こんなものを見つけました。
2015 静岡社会科見学ツアー 16 

 東日本大震災で津波被害についての対策が見直されるようになりました。特に10メートルを超える津波が東北を襲ったこともあって、これまで数メートルレベルで考えられていた対策が、大きく変化してきたのです。
 この避難所も鉄筋コンクリートで頑丈に作られた15mの高さのものです。骨格を頑丈に作り、空間を大きくとって流されたものが引っかかりにくくしています。いつでも避難できるように鍵などはなく、自由に上がれるようです(さすがに遠慮しましたが)。

 次の日はひどい雨でした。向かったのは磐田のヤマハ。バイク工場の見学です。さすがに写真は取れませんが、なかなか面白かったですね。生産ラインのすぐ近くを通って見せてもらいましたから。
 T-MAXとWR250、YZ250(コンペモデル)などがラインを流れていました。組付けの様子が見えて興味深かったです。
 面白かったのが、SR400。生産量はすくないながら古典的な名車で今でも一定数が売れています。これはラインを流さず、1ヶ所において手で組み立てていました。数が出ないので、ラインに乗せるとかえって効率が悪いそうです。また、すべての組み立てをするので、工場に勤める人がバイクの構造を学ぶのに良い教材となるらしく、ベテランと新人がペアで組むことが多いとか。確かにベーシックなSRは良い教材になるでしょうね。 

 工場見学の後は展示ホール「ヤマハコミュニケーションプラザ」。様々なモデルが展示されてて、テンション上がります。まぁ、私はヤマハのバイクは乗ったことないんですけどね。TDM900とかXJR1300とかは考えたことありますけど。

 ただヤマハといえばまずこっちなんですよ、気になるのは。
2015 静岡社会科見学ツアー 17
 TOYOTA2000GT! 生産台数わずか337台の希少スーパーカーです。トヨタブランドですが、生産はヤマハに委託されました。ロングノーズ・ショートデッキのスタイルは何度見ても美しい。芸術品です。1967年から70年までの古典的名車ですが、今でもカッコいいですよ。

2015 静岡社会科見学ツアー 18
 3M型エンジンは、トヨタ初のDOHCエンジンです。カムシャフトカバーが美しい。バルブ挟み角が広く取られているのがいいですね。現代のエンジンはコンパクトにするために挟み角を小さくしてるし、カバーもでっかいのがついててエンジンの姿がよく見えないのが残念。これぞ機能美です。CBくんの空冷エンジンもこれを求めているわけですよ。

 バイクではこちら。
2015 静岡社会科見学ツアー 19
 RZ250です。いや~、憧れたな~。
 2ストスポーツ全盛期の火付け役となったモデルですよ。250cc水冷2スト並列2気筒。35psを発揮しました。リアにモノクロスサスを採用しているところも新しくてカッコ良かった。
 このあと、RZ250RではフロントブレーキをW化、リアブレーキをディスクにし、排気デバイスの採用で43psへ。さらにRRはフルカウルとなり、最高出力も250ccでは規制上限値の45psまで上げられました。
 でも、やっぱ初期型がかっこいいと思ってしまうんだな。
 
 2ストではV4エンジンのRZV500なんかも展示されてて目が奪われますが、やっぱりRZ250が楽しいバイクの原点の一つな気がします。

 このあと、ヤマハのTZR、ホンダのNSR、スズキのRGV-γなど、高性能レーサーレプリカがバンバン登場して、空前のバイクブームがやってきます。2ストが排ガスの問題で廃れると、4スト4気筒の高回転高出力エンジンを積んだモデル(CBR、FZR、ZXR、GSX-R)が相次ぎ、バイクブームを支えました。その後これらは排ガス規制・騒音規制や若者のバイク離れなどですっかり消えてしまいました。

 今の250スポーツは復権してきましたが、どれも4スト単気筒か2気筒。30馬力そこそこで扱いやすさ重視のモデルばかり。敷居は低くなって、燃費も良くなったかもしれませんが、あの頃のギンギン250が懐かしいです。

 このあと、掛川城に行く予定でしたが、雨が強いままなので予定を切り上げ、横浜に戻りました。ちょっと物足りなかったなぁ。

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japantourist

Author:japantourist
3児の父、リターンライダー。歴史マニアにして、レガシィB4を乗り回し、天文書を片手に星空を眺める。
横浜FCを追いかけ、サッカーボールを蹴っ飛ばす。
ホントは何が好きなんでしょうか・・・

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