≪ 2007 10   - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 -  2007 11 ≫
*admin*entry*file*plugin

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


「慰安婦」問題の解決とは 

 岸田外相の訪韓により、いわゆる「慰安婦」問題の「外交的」解決が行なわれました。
 気をつけてほしいことは、あくまで「外交的」な解決であって、歴史的な真相に関する解決ではないということです。

 歴史的にみれば、軍に付随する慰安所というものを、日本軍が正規に設置した史実は認められません。ただ男ばかりが無数に集まっているわけですから慰安所をつくれば客はいくらでも来るわけで、民間業者が軍を追っかけて慰安所を設置したということです。
 またそこで働く慰安婦は、その業者が募集したものであって、どのような経緯で募集に応じたのかは、政府の関知するところではありません。高給につられてきた人もいたでしょうし、本人の意に沿わない形で入ってしまった人もいたでしょう。しかし、軍の関与によって募集されたわけではないのです。

 もっとも軍としては民間業者が群がってくる以上、ある程度規制せざるを得ない。特に性病が蔓延すれば軍隊としてダメージですから厳しく管理せざるをえないので、そういう意味での「関与」はありました。
 この事実は、過去に朝日新聞が世論をミスリーディングして慰安婦問題を炎上させた時の報道で使われたものです。「軍が関与」という印象操作で、さも日本軍が強制的に慰安婦を集めたかのように報道したのです。実際には慰安婦は娼婦であり、高給取りもかなりいたようです。

 しかしさすがの朝日新聞でも「日本軍による強制連行」という事実が認められないことを各方面から突っ込まれ、論調を変えました。「広義の強制連行」という言葉を用い、業者が集めたことも広義では強制連行に等しい、というロジックを用いてきました。こうしてグダグダとしているうちに既成事実化し、韓国でも多くの「元慰安婦」が様々な発言をするようになってきました。

 こうしてみたとき、本来の「解決」は、慰安所が日本政府・軍が関与して設置したものではなく、ましてや強制連行などということが行なわれた事実もない、ということが認められることです。

 もっとも今更韓国がそれを認めることはないでしょう。史料に基づく科学的知見を積み重ねることができない人たちですから。事実より観念が優先されますから。
 だから「外交的」には妥協も含めて「解決」しないと、エンドレスでうるさく付きまとわれることになります。ましてや韓国は日韓だけでなくアメリカやらヨーロッパやらで日本の悪印象を撒き散らすので、「バカが騒いでる」といってほっておくわけにもいかないのです。

 では、逆算して日本として重要な落とし所は? というと、
①「強制連行」を認めないこと
②何度も蒸し返すことで外交カードにされないようにすること

 だと思います。
 そこでもう一度今回の合意を見ると…。

 日本政府は同問題への旧日本軍の関与を認め、「責任を痛感」するとともに、安倍晋三首相が「心からおわびと反省の気持ち」を表明。元慰安婦支援のため、韓国政府が財団を設立し、日本政府の予算で10億円程度の資金を一括拠出する。
 岸田外相は「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。今後、国連など国際社会で、本問題について互いに非難、批判することを控える」と表明。尹氏も合意事項の履行を前提に、「この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」


 軍の関与を認めたことは問題。どのような関与であったかが明確にされず、これだけでは軍による強制連行が行なわれたかのように感じさせるミスリードが可能。朝日新聞のやり口ですな。
 「強制連行」ということがまったく入らなかったのは良し。事実強制連行はまったく確認できないし、日本の尊厳に関わる問題ですから絶対譲れないポイントです。民主党政権だったら喜んで認めるでしょうから、よかったよかった。
 10億円の拠出は、我々の血税ですから、そりゃ腹は立ちますが、これですむなら安いものかな? あくまで賠償金ではないので、まぁよしとしよう。裁判によるものでもないので、日本で裁判を起こした連中やクズ弁護士に金がいかないのは良かった。
 ついでにいえば、「韓国政府が財団を設立」なので、その基金から誰にどのように金を支給するのかは韓国の責任。日本に文句言うなよってことです。
 ちなみに日韓基本条約でも同じような方式でしたが、韓国は個人賠償にお金を使いませんでしたwww

 「最終的かつ不可逆的に解決」という部分は、これまで何度も蒸し返されては金をせびられ、外交問題化されてきた痛い歴史がありますから、重要です。
 「今後、国連など国際社会で、本問題について互いに非難、批判することを控える」と念押ししてますから、政府としては最も重要視した部分かもしれません。
 これを合意として声明できたことは成果と言えるでしょう。反面、文書化は韓国側の抵抗で断念。これがあとあと響かねばいいですが。
 さらに言えば、具体的にどんなことをどんなふうに「控える」のか。ここがハッキリしていないので、結局は蒸し返されるんじゃないか、という心配もあります。

 ということで、単純な合意内容の採点なら60点ぐらいかな、と。マイナスではないが、高く評価できるほどでもなく、譲歩が多かった、と感じられます。

 しかぁし!
 じつは大きく評価できる部分があります。慰安婦問題は、韓国が世界を巻き込んで大騒ぎしたことで、注目を集める外交問題になってしまいました。日本がいくら日韓基本条約で解決済み、と訴えても「国際社会」という世間では顧みてもらえなかったのですが、今回はその「国際問題」が「解決」ということで世界に認識されました。
 諸外国にすればどうでもいいことなので、細かい内容までは見向きもしません。「解決」という結果だけが伝わることになります。いくら韓国が、各論で攻めてきて、この問題は解決されていないと言いだしても、「あれ、もう解決したって言ってたじゃん。何今更?」と言われてしまう可能性が高いということです。
 そうなると、「具体的にどんなことをどんなふうに「控える」のか。ここがハッキリしていない」と書きましたが、細かいところを知らない人からすれば、「全部解決」という印象になってしまうメリットにもなります。

 とすれば、合意内容では60点でも、結果として100点になる可能性がある。それはこれからの政府のやり方次第でもあります。韓国はこれからも手を変え品を変え、日本に絡んでくるでしょうが、「いや、解決したはずなんだけど~」と国際社会に困った顔すればいいわけで、そこをしたたかにやっていけば、今回の合意を成功といえるものにできるのではないでしょうか。

 実際にアメリカの声明では、

>韓国では慰安婦を象徴する少女の像を設置した市民団体が強く反発するなど、合意は適切ではないという意見も出ています。
 これについて、アメリカ国務省のトナー副報道官は28日の記者会見で「こうした不満に応えるのは韓国政府の仕事だ」と述べ、合意が覆されることなく日韓が関係改善に向かうよう、韓国政府に対し反対する国民への説得に努めることを求めました。
 そのうえでトナー副報道官は「日本の国民に対して、今回の合意が最も国益にかなうと納得させることが日本政府の義務だ」と述べ、日本側にも国民への説明を尽くすよう促しました。
 一方、韓国系の団体がアメリカ各地で慰安婦を象徴する銅像を建てるなど活発な運動を展開していることについて、トナー副報道官は「すべての市民に今回の合意を前向きに捉えてもらいたい」と述べ、アメリカ国内の団体も今回の合意を尊重し、自制するべきだという考えを示唆しました。


 アメリカのトナー副報道官の発言だったのですが、「市民団体」とやらの運動にうんざりしているようですね。蒸し返さないように、ということを文書化できませんでしたが、一般の認識として解決ということになれば、文書化したのと同様の効果があるのだと思います。
 また、「韓国政府に対し反対する国民への説得に努めることを求め」ていますから、韓国内での騒ぎも、日本はもう関わる必要が無いってことでwww

慰安婦問題 産経新聞1面
 この見出しの、「謝罪の宿命から解放」「国際注視の約束、破ったら韓国は終わる」という部分ですね。これを「外交的成果」と考えればいいということです。

 さて、その後の反応を見ると…。
 

▼続きを読む▼

この記事へのコメント

この記事へコメントする














chinafree
(△お好みの文字サイズになるまでクリックしてください)

japantourist

Author:japantourist
3児の父、リターンライダー。歴史マニアにして、レガシィB4を乗り回し、天文書を片手に星空を眺める。
横浜FCを追いかけ、サッカーボールを蹴っ飛ばす。
ホントは何が好きなんでしょうか・・・

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。